②は例のごとく官能小説です。
目隠し手錠にこまき。
私、本当に真姫ちゃんとキスしちゃったんだ……。
あの後、自宅に帰った後も自分の唇に手を当てると今日の出来事が鮮明に思い起こされる。
まだ、自分の唇にあの時の感覚が残ってる……。
それだけで私の胸の鼓動は早くなり、赤面してしまう。
でも、真姫ちゃんが何故あの時タバコを吸っていたのかは全く分からなかった。
明日こそはちゃんと聞こう。そう思い、早まる鼓動を必死に抑え、眠りにについた。
*
翌日、いつも通り屋上でみんなと練習した後、私は真姫ちゃんを誘った。
「ねぇ、真姫ちゃんこの後、時間……いい?」
真姫ちゃんの顔を見ると、昨日の事を思い出してしまい、まともに顔を見る事が出来ない私は若干目を逸らしながら話しかける。
「ん? 別にいいけど?」
真姫ちゃんは昨日の事なんて無かったかのように平然と返事をすると、私と一緒にこの場を離れる準備をする。
「それじゃ、私達はこれで」
真姫ちゃんはいつも通りに、帰り支度をすると、私と一緒に屋上を離れた。
屋上を離れた私達は一言も話さずに、でも昨日の続きという事を理解しているのか、昨日と同じ場所へと移動する。
昨日と同じ空き教室は静かで人気が無く、遠くのグランドから運動部の掛け声が聞こえる程度だ。
「で、にこちゃん昨日の続き、もうしたくなっちゃったの?」
「ち、違うわよ!」
私はからかう真姫ちゃんに反射的返事をしてしまう。
「き、昨日のあの話の続き聞けなかったから……」
私はおそるおそる真姫ちゃんにタバコを吸っていた本当の意味を聞く。
「ねぇ……真姫ちゃん、どうしてタバコなんて吸ってたの……?」
私がその質問をすると、真姫ちゃんは困った顔で、頭を片手でぐしゃぐしゃとかき回した後、答える。
「えーっとさ、タバコ吸っていい?」
「えっ……あ、うん……」
私はここで本当は止めるべきだったのか、それでも真姫ちゃんは気にせずにポケットからタバコを取り出すと、慣れた手つきでタバコに火をつけ吸う。
少しだけ静かな間が空いた後、真姫ちゃんは口を開いた。
「私さ、将来医学系に進むっていうのは知ってるでしょ? でも、現実的に考えると今の状況って厳しいの。勉強も凄く出来る訳じゃなければ平凡で、アイドル活動だって他のアイドル達が持っているキラキラしたものを私は持っていない。そう考えたら、何か私、自分が許せなくて……でも変われない自分がいて、それが辛くてイライラして、自分でも何がしたかったのか、分からなくなってさ……そしたら……気付いたら何もかもおかしくなっちゃってさ……」
真姫ちゃんは苦しげな表情で自分を語る。私の知らない真姫ちゃんがそこにいた。
あぁ、私の好きな人もちゃんと同じ一人の女の子なんだ……。
真姫ちゃんは一人の女の子として、悩んで、苦しんで、胸の中がぐしゃぐしゃになって、それを一時的に抑える為にそれを吸ってたんだ……。
「これを吸ってると、何もかもどうでもよくなるんの……あぁ、自分ってこの程度の人間なんだって思うと安心出来るのよね。あはは……おかしいでしょ?」
真姫ちゃんは不自然な笑顔を浮かべ、辛そうな表情で語る。私はそんな真姫ちゃんが自分ではないのに辛くなり、声を掛けた。
「私、真姫ちゃんの事……好きだから」
咄嗟に出た言葉はあまりにも突然の告白だった。それでも私は構う事無く続ける。
「大好きな真姫ちゃんに、そんな辛い思い、にこはして欲しくない。私に何か真姫ちゃんの為に出来るか分からないけれど、私……」
私は真姫ちゃんに自分の正直な気持ちを伝えるんだ。
「私、真姫ちゃんの為だったら何でもする。だから真姫ちゃん、そんなに苦しまないで。にこを頼ってよ……にこだって真姫ちゃんの為に何かしたいよ……」
真姫ちゃんは暫く黙り、何かを考えた後、私に返事をした。
「じゃあ、そんなに好きなら私とセックスしてよ」
*
真姫ちゃんは私を真姫ちゃんの家へと連れて行くと、寝室へと案内してくれた。
真姫ちゃんの家はとても豪華で、少し驚いたけれど、これから何をされるのかと思うとそれどころではなかった。
「じゃあ、そこに横になって」
真姫ちゃんはベッドに指を指し、私に指示を出した。私はドキドキととベッドに上がり、制服のままベッドに横たわった。
まるで私は初めて新しい主人の家に来たペットのように辺りをキョロキョロと見渡してしまう。
「にこちゃん、可愛い」
真姫ちゃんはゆっくりと私の元へと近付き、ベッドへと膝を乗せ、私の頬を撫でる。
私は少しびくっと身を震わせると、真姫ちゃんは余計に興奮した表情で私を見下ろす。
「それじゃ目を瞑って」
真姫ちゃんは私の耳元で小悪魔のように囁き、私は指示に従って目を瞑る。
すると、何かを取り出すような衣擦れの音がすると、私の視界はタオルのようなもので目隠しをされてしまう。
そして更にその状態から私の両手を持ち上げるとカチャリと音と共に私の両手は手錠で身動きがとれなくなってしまう。
「これで逃げたり抵抗したりは出来なくなっちゃったね」
真姫ちゃんはいじわるに私にそう呟く。
私の両手は頭の上に置かれ無防備な状態にされてしまうと、まだ何もされていないにも関わらず胸の鼓動が早くなり、息が荒くなってしまった。
「それじゃ、覚悟してね?」
真姫ちゃんは私にそう言うと、まず始めに首筋にキスをした。
何されるか分からない状態からの行為ということと、目隠しされた状態のせいで感覚が余計に鋭くなっているのか、早くも私の体はびくんと、身を震わせて仕舞う。
「あっ……」
そして、首筋にキスした状態で少し舌を出され、ひんやりとしていて、更にぬるりとした感触が首筋に当たり、ゆっくりと舌が動かされ、私はゾクゾクと身を震わせた。
真姫ちゃんも興奮しているのか、甘い吐息が耳に当たる。
「はぁ……」
真姫ちゃんはゆっくりとその舌で私に一度キスをすると、唇に今度は柔らかい感触が当たった。
真姫ちゃんは身動きがとれない私の制服のボタンを一つ一つ外していく。
そして私の肌があらわになり、ブラジャーが晒される。
私のブラジャーはフロントホックでないので、真姫ちゃんはそのまま両手を後ろにするとホックを取り外すした。
私はブラジャーが外されたことによる開放感に少しびっくっとしてしまう。
「にこちゃん……もう乳首がこんなに立っちゃってるんだね……」
真姫ちゃんは意地悪に私にそう言うと、ピンと胸の先端を指で弾く。
「あぁっ……」
急な刺激が胸に伝わり、私は思わず切なげな声を上げてしまう。
真姫ちゃんは露出した肌を指で撫でる。私はどんどんと感度が上がってしまいるのか、それだけで声を出してしまいそうになる。
「っ……んっ……」
真姫ちゃんはそのまま胸の先端を舌で舐め回すのかと思いきや、先端の周りを舌で舐め回し、円を描くように乳首を中心に舐め回す。
私の乳首は触られないにも関わらず感覚が集まり、胸の先端は硬く、熱を帯びていく。
「にこちゃんのここ……凄い。こんなにもびくびくして、硬くしちゃって……そんなに咥えて欲しいの……?」
真姫ちゃんは私を更に辱しめると、小悪魔のように囁き、たっぷりとじらすと、ようやく乳首を咥えた。
「っ……!! あぁっ……!」
私は散々じらされたせいで感度が極端に高くなり、思わず悲鳴にも似た喘ぎ声を上げてしまう。
真姫ちゃんは子猫のように可愛らしく滑らかな舌で私の乳首を味わい、更に空いた片方の乳首を左手で転がす。
「っぁ……はぁっ……んぁっ……」
私はまだ、下半身にも触れられていないにも関わらず、びくびくと身体を揺らしてしまう。
それでも手錠をされてしまっている事により動きは制限され、ただただ身を震わせることしか出来ない。
「ふふ……にこちゃんまだ、下の方は触ってもいないのにこんなに声を荒げちゃって……よほど気持ち良いのね」
真姫ちゃんの言うとおり、私の体は自分でも驚くほど敏感になり、興奮を示してしまっている。最初は恥ずかしさもあり、声を出来るだけ抑えようとしていたけれど、今となってはそれは全く出来ていない。
「こっちはどうかしら?」
真姫ちゃんは反対側の乳首に口を包むと、また別の感覚が押し寄せる。
「っく……あぁっ……! んんっ……!」
こっち側も同じように乳首を舌で転がせられ、ガクガクと身を震わせてしまう。
しかし、右側よりも舌の感触を待たされていた左側は更に感度を高ぶらせ、興奮を示す。
「んんっ……! あぁっ……はっ……んんっ……」
「にこちゃんはこっち側の方が感じやすいのかな?」
真姫ちゃんは言葉と体で私をどんどん感じさせ、私は見事なまでに真姫ちゃんに踊らせられる。
真姫ちゃんは私の胸をたくさん堪能すると、いよいよスカートへと手を伸ばした。
「こんなにも感じちゃってるにこちゃんのここ、もうきっとびっしょりね……」
その通りに私の花弁は蜜を滴らさせ、漏らしてしまったかのように既に下着を濡らせてしまっている。
触って欲しさと、恥ずかしさで余計に身を揺らしてしまうけれど、身動きが出来ない私にその行為は無意味となってしまい、真姫ちゃんを更に興奮させるだけだった。
真姫ちゃんの補足綺麗な手がスカートをめくり太ももを撫で回す。
ゆっくりと蕾へと手が近付くのが分かる。そして、下着越しの蕾に手が触れ指を止めた。
「ほら、にこちゃん。どうして欲しいか言ってごらん?」
真姫ちゃんは興奮した声で息を荒げながら私に辱めを与える。
私は声を震わせながら真姫ちゃんによがってしまう。
「真姫ちゃんの指でき、気持ち……よくなりたい……お願い……」
真姫ちゃんは私の高揚した声を聞くと、興奮した様子で答えた。
「それじゃ、気持ちよくして上げるね」
そう言うと真姫ちゃんはゆっくりとして手つきで触れた中指を下着の中に潜り込ませる。
「んっ……」
少し私の蕾に手が触れ、小さく声を出してしまう。
「やっぱり……にこちゃん、こんなにも濡らしちゃってる……。これならすぐに指が入っちゃいそう……」
じわじわと真姫ちゃんの手が濡れていき、そしてぬるりとした手つきで私の秘部へ中指を押し当てる。
「くぅ……んぁっ……」
真姫ちゃんの中指が私の中へと入った瞬間に物凄い快感が押し寄せ、私はすぐに絶頂に達してしまいそうになる。
「にこちゃん……すごい……ほら聞こえる? こんなに蜜でぐちょぐちょになっちゃってるよ……」
真姫ちゃんはまるで大人のおもちゃで遊ぶかのように興奮した声で私の蜜を掻き回し、音を立てる。
「んんっ……あっ……だ、駄目……わ、私……」
私はあまりの快感に涙を流しながら、絶頂が押し寄せる感覚に身悶えてしまう。
「あっ……あぅ……んんんっ……んっ……」
そして次の瞬間、開放と共に絶頂に達してしまった。
まだ少し手を入れられ、指を動かされただけなのに……。
しかし、真姫ちゃんは絶頂したにも関わらず、今度は激しく指を動かし始める。
「まだ終わりじゃないでしょう? 少し指を入れただけじゃない」
私の体は絶頂したにも関わらず更に熱を帯び喜びをあげる。
「今度はもっと激しくしちゃおうかしら」
そう言うと、先ほどはゆっくり動かしていたのに対し、ぐちゅぐちゅと音を立て、指を動かした。
「んぅ……はぁ、あっ……んんっ……」
私の花弁はどんどん熱を帯び、蜜を滴らせる。絶え間ない刺激と快感が押し寄せる。
そして真姫ちゃんは空いた唇で私の乳首を舐め、更に私を責め続けた。
「んぁっ……あっ……あぁっ……あっ……」
私は全身が敏感になり、体を震わせ喘いでしまう。
休むまもなく、真姫ちゃんは責め続け、私は二回目の絶頂へと近付く。
「んんっ……んぅ……あぁっ……」
二つの快感に、私は身を震わせ快感という海に溺れそうになってしまう。
「あぁっ! 真姫ちゃんっ……わ、わ、私……もう、あぁっあああ!」
そしてとうとう、私は二度目の絶頂へと導かれてしまった。
真姫ちゃんはゆっくりと、私の蕾から手を引くと、びっしょりと雫が私の太ももへと落ちるのが分かる。
そして、その濡れた手を真姫ちゃんは啜って舐めとってしまう。
「んっ……ご馳走様。可愛かったよ、にこちゃん」
私は息を荒げながらそのままベッドへと朽ち果てて横たわると、真姫ちゃんはよくやく私の手錠と目隠しを取り外すし開放させてくれた。
「にこちゃんってば本当に可愛いんだから」
ようやく暗闇から目を開けると、感情を高ぶらせた後の真姫ちゃんが私を見下ろしていた。
私は真姫ちゃんとなら一緒にどこまでも行くよ……。それが底のない沼だったとしても……。
私はひと時の幸福に身を委ねるのであった。
これ読んでオナニーしたら絶対に『○』とコメントして下さい。
(´・ω・`) (月曜日, 30 3月 2015 11:35)
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