アイドルマスター シンデレラガールズ 第22話の最後からの妄想創作百合セッ小説。

あの後、卯月が心配になった私は遅れながらも卯月を探し回った。気がつけば雨が降り始め、私はコンビニで傘を買い、雨の中必死に卯月を探し続けた。

(卯月……どこ……)

私は無心になりながら探し続けた。そして、ようやく卯月を見つける事ができた。

「卯月!!」

私は卯月の名前を叫んだ。卯月は雨の中、傘もささずに下を向きながら彷徨うように歩いていた。

「……あれ?凛、ちゃん……? どうしたんですか?こんなところで……」

「どうしたのじゃないよ! 卯月が心配になって駆けつけたら卯月がこんなところに!」

卯月は虚ろな目で私を見つめる。いつもの笑顔が今の卯月には感じられない。

「と、とにかくこんな雨の中歩いてたら風邪引くよ! まずは服を乾かさないと……」

私は急いで周りを見渡す。

(この近くで服が乾かせそうなところ……)

 

近場で服が乾かせそうな場所がラブホテルしか無かったけれど、私は今の卯月が心配で仕方がないので周りの目なんて気にしている暇はなかった。

「ほら、卯月。1番雨に当たったんだから先にシャワー浴びなよ」

私は未だ放心状態の卯月をシャワールームへと移動させる。とにかく体を温めなくては風邪を引いてしまう。

 

卯月がシャワーを浴びている間、私はこの後のことを考えていた。ひとまず卯月の安全は確保できたものの、連れ込んだ場所がラブホテルなだけあって同性とはいってもドキドキしている自分がいた。

(わ、私はそういうんじゃ……)

 

卯月がシャワールームから戻り、とりあえず着替えさせた後私もシャワーを浴びた。

 

私がシャワールームから出るといつもの笑顔の卯月とは違う落ち込んだ卯月がそこにいた。私は卯月の側へと座る。

「卯月……」

私は何て言葉をかけて良いか分からなかった。でも、とにかく卯月を癒してあげたくて抱きしめた。

「凛、ちゃん……うぅ、うわぁああん!」

すると、卯月は私の胸の中で泣き始めた。

私は何も言わず、ただ卯月を優しく抱きしめ続ける。

「大丈夫……卯月は優しくて私たちの大切な仲間なんだから。大丈夫だから……」

卯月は何も言葉を言わず、ずっと泣き続けた。

 

「ごめんね……凛ちゃん……」

しばらく泣き続けた卯月が顔を見上げて私に言った。

「うん。大丈夫。無理しなくていいんだよ。私はいつでも卯月の味方だから」

「えへへ。私の方が年上なのにこれじゃ逆みたい」

卯月は泣き腫らした瞳で私を見つめる。

「…………」

今更ながらこんなに間近で見る卯月の笑顔に私は急に意識してしまいドキドキして言葉が出ない。

「……あ、え、えっと! ごめんね! 凛ちゃん!!」

卯月も気が付いたのか慌てて私と距離を置いた。

「そ、そうだ! せっかくホテルに来たんだし、テレビでも付けよっか!」

卯月はそう言ってテレビの電源を入れる。しかし、ここはラブホテル。電源を入れて1番最初に映ったのは男女がセックスをしているシーンだった。

「うわぁ!! えっ!! えぇえ!?」

卯月は慌ててテレビリモコンを手放してしまい、体勢を崩す。

「卯月危ない!!」

体勢を崩した卯月を受け止めようと咄嗟に支えようとするけれど、私は受け止めることに失敗してしまい、卯月をベッドへと押し倒してしまう。

「…………」

「あっ、えっと……」

まさに男女がいかにもそういう行為をするようなポーズをお互い取ってしまい、言葉を失う。

「…………」

時が止まったかのようにお互いがお互いを見つめあう。そこで赤面した卯月が何も言わず、目を瞑った。

(あ……卯月、目瞑った……っていうことは、して……いいのかな……?)

目を瞑った卯月に顔を近付ける。卯月は目を開けることなく、唇を少し尖らせる。

卯月の唇に自分の唇を重ねる。柔らかく少し濡れた感覚が伝わる。

「んっ……」

卯月が少しだけ甘い声を漏らした。私はその声を聞いて余計に胸の鼓動が高鳴った。

「凛ちゃん……私、凛ちゃんとなら……いいよ?」

卯月は恥ずかしそうに私にそう言った。言葉は濁しているけれど、つまりそういう行為を望んでいるのだ。

「あ、あの卯月……」

私はキスですら初めてだったので、知識はあるもののそういった行為を本当にしていいのか不安になる。

「あ、えっと……凛ちゃんなら私に好きなこと……してもいいよ、なんて」

卯月の顔はどんどん赤くなる。私は覚悟を決めて卯月とそういうことをする決意をした。

「そ、それじゃあ……する……よ?」

私は恐る恐る卯月のバスローブを脱がす。卯月の細くて可愛らしい体つきに桃色の胸があらわになる。私はその可愛らしい突起を撫でた。

「んっ……はぁ」

卯月は先ほどのキスとは違い、もっと愛らしい声を上げた。私はもう一度卯月にキスをする。今度のは大人がするように舌を絡ませるキスだ。

「んっ……んむっ……」

初めて自分ではない他人の舌を絡め、胸の高鳴りが早くなる。もっと卯月に触れたい。もっと卯月を感じたいと思った。

卯月と舌を絡ませながら卯月の胸を撫で、そして胸の突起を指先でなぞった。

「んんっ……んぁ……」

卯月はビクビクと体を震わせ、甘い吐息を漏らす。

私は一度唇を離すと耳筋、首筋、鎖骨とゆっくりと下に自分の唇を移動しながらキスをする。卯月は私がキスをする度に可愛らしい声を上げた。

「あっ……んっ……はぁ」

そして、私が先ほど撫でていた胸の先端に唇を乗せ、その突起を口に含み、舌で転がすと、卯月は体を震わせ声を荒げた。

「あぁっ……凛ちゃんっ……あぁっ」

私は余すとこなく卯月の体にキスをすると、いよいよ1番恥ずかしいであろう場所へと手を伸ばす。ショーツへ私の手が触れると卯月は抵抗せずに手を握り締め、自分の胸に置いている。

既にショーツは甘い蜜で少し濡れている。私はショーツの上から卯月の愛らしい部分へと手を潜りこませた。

「んんっ……うぅっ……」

卯月は少し恥ずかしそうに目を逸らす。やっぱりされたいという反面と恥ずかしいという気持ちがあるようだった。

「それじゃあ……卯月……入れるよ……?」

私はそう言うと卯月の中へと指を差し込んだ。ぬるりとした感覚が手に伝い、卯月の愛液が手に絡む。

「あぁっ!」

卯月は私が指を差し込むと切なげな声を荒げた。私はゆっくりと指を動かし、卯月を感じさせる。

「あっ……あぁっ……!」

卯月は私の指の動きに合わせて可愛らしい声を出した。私は指を動かしながらも再度卯月の胸にキスをすると卯月の胸の突起を舌で転がす。

「んぁっ……あぁっ……凛、ちゃんっ……!」

卯月は可愛らしい声で私を呼ぶ。私は返事をするように行為を続けた。

「あぁっ……うぅっ……ああっ!」

私の指は卯月の蜜でいっぱいになり、ぐっしょりと手を濡らした。どんどん卯月の体温を感じ、私の体も熱くなる。

「はぁ、はぁ、凛ちゃんっ……あぁっ……も、もう……だ、だめ……」

卯月は感じながらも声を震わせて私に合図を送る。私は卯月の感じやすい場所を激しく刺激した。

「あぁっ! だ、だめ……あぁぁぁっ!!」

卯月は今までで、1番大きな声を上げて私の前で体を大きく震わせ絶頂を迎えた。

 

……

 

…………

 

………………

 

「卯月、もう平気?」

卯月が絶頂を迎えた後、2人でベッドに横になった。卯月は最初の暗さはないものの、少し恥ずかしそうにしているけれど、笑顔で私の方を向いている。

「えへへ……心配かけてごめんね凛ちゃん……」

「卯月……もっと私に頼っていいんだからね? 何かあったら私に言って」

卯月に少し明るさが戻り、私は安堵する。

「うん……私、もっと頑張らなくちゃ」

 

その後、時間いっぱいまで私と卯月はベッドで仲良く話をした。

私はいつでも卯月の味方だから。そう思って私は卯月に笑顔を送り続けた。

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