前書き

頑張って18禁版と一般版とか考えてたけど、18禁版だけです!!

これもう18禁にするしかないよ!!

ということで今回から18禁要素あります。

絵里と穂乃果がキスをしているところを見てしまった穂乃果が好きなことりと海未のクズ百合②

あぁ、とうとうしてしまった。

乱れた制服に頬を赤く染めることりが目の前で見たことも無い艶美な表情でこちらを見ている。

「海未ちゃん……ありがとう……」

私は園田海未としてことりと性行為をしているのか、それとも『穂乃果』としてことりと性行為をしているのか分からなくなっていた。

それでも、一時的ではあるものの愛されているという状況に喜びを感じている自分がいた。

 

 

 

数日前、私とことりが見てしまったあの光景は目に焼きついて離れなかった出来事に対して、穂乃果を諦め切れないお互いの二人だけの秘密として時折、お互いを穂乃果と見立てて性行為をしていた。

「海未ちゃん、今日も私の家寄ってく?」

最近の恒例としては二人きりになる、という事がお互いのそういう行為をする日という合図になっていた。

「そうですね。ちょっとお邪魔させて頂きますね」

表面上では他愛のない会話でも私達の間ではこれは傷を癒す為の必要不可欠なものとなっていた。

 

ことりの家に帰る最中は今日の授業がどうとか、μ'sの練習についてとか他愛の無い会話をするけれど、ことりの家に入った瞬間にスイッチが切り替わる。

「それじゃあ、今日もよろしくね」

スイッチの切り替わる瞬間のことりはまるで別人のようで、今から自分はそういう行為をすると思うと急にことりを意識してしまい、ドキっとしてしまう。

「それじゃ、私シャワー先に浴びてくるね」

ことりがシャワーを浴びている間、私は自分の気持ちの整理をする。

私は穂乃果が好き。でもその穂乃果は絵里先輩と付き合っていて、私の望みは叶わない。それに、自分の気持ちを伝えてしまう事で穂乃果が思い悩んでしまう姿は見たくない。だからこうしてことりと偽りの恋愛をする。

それが間違っていようと、私はどうしようもなく自分の傷口を癒す場所が欲しくて、自分を慰めてくれる人が欲しいと思っている。

 

しばらくしてことりが戻ってくると制服のままで、濡れた髪を拭いながら戻ってくる。

ことり曰く、制服のままの方が意識しやすいからだということらしい。

私もその意見には同意し、お互いが制服のままでするという決まりになっていた。

「それじゃ、シャワーお借りしますね」

シャワーを浴びた後はそういう事をすると思うとどんどん胸が高鳴ってしまう。

それでもしっかりと髪を洗い、自分を綺麗にしていく。

 

 

「それじゃ、始めよっか」

制服のまま、ことりの部屋に戻りベッドの上で会話をする。

「はい。いつでも大丈夫です」

私がそう言うとことりは目を閉じ私の顔に唇を寄せる。

私はそれに答えるように目を閉じことりの唇にあわせる。

(穂乃果……)

ふと、唇を合わせるとことりの髪から何故か穂乃果の匂いがした。

「……あれ? ことり、その髪……」

「あ、気付いた? これ穂乃果ちゃんと同じシャンプーなんだ。」

ことりはそう答えながら、続けてこう言った。

「これだっともっとドキドキするでしょ……?」

ことりがはにかみながらそう答えるとまた目を閉じ唇を寄せる。

目を閉じれば穂乃果の匂いがすると思うと更に胸が高鳴る。

(私、今穂乃果とキスをしているんだ……)

たとえそれがことりの唇だとしても女の子の唇という事は変わらない。

唇を重ねると自分ではない柔らかさを感じる。

異性では絶対に感じる事の出来ない柔らかさと、女の子の甘い味。

唇と唇をなぞり、時折少しだけ口を広げる。

ゆっくりと、ゆっくりと軽いキスを感じたところで、口を広げ舌を絡ませる。

最初は舌を舐める程度に舐めあった後、ゆっくりと唾液を絡ませる。

「ん……んむ……んっ……」

少しずつお互いの声が重なり、自分が満たされていくのが分かる。

同じ女の子同士でも違う感触に、自分一人では感じられない唇の感触。

ゆっくりとお互いの感情が広がっていく。

お互いの唾液を絡ませ、それが媚薬かのように興奮していくのが分かる。

そして、ことりの手が私の制服へと手に掛かる。

「それじゃボタン外すね」

キスを止め、ことりは私のブレザー、Yシャツへとボタンを解いていく。

自分でない他人に素肌を見られるのはとても恥ずかしく、思わず目を背けてしまう。

「それじゃ寝転がってね」

ことりにそう言われるがまま、ベッドに横たわるとことりが私に覆いかぶさる。

ことりの長い髪が辺りを若干暗くし、私をことりは見下す。

ゆっくりとまたことりはそのまま私の顔へと唇を近付ける。

「んんっ……はぁ、んっ……」

さっきりよりも興奮が増し、どんどん淫らに着崩れていく。

そしてことりの手がゆっくりと私の腰を撫で、胸へと移動する。

最初は胸の先端を触らずに胸のあたりを撫で回し、じらしていく。

そのじらしに早く触って欲しいとむず痒くなる。

「えへへ……可愛い……」

小悪魔のような笑顔で私を責めることりは、ようやく私の胸の先端へと指をなぞる。

「んんっ……はぁ……」

胸の先端を触られた瞬間、全身に電流が流れたように性感帯が胸に集中する。

少し触られただけなのに声が漏れてしまう。

「あっ……んぁ……」

ことりはそんな私を見つめるとゆっくりと顔を動かし、首筋に舌を当てた。

擽られたかのような不思議な感覚で、思わず身体がビクりと動く。

「あぁっ……んん……はぁ」

ゆっくりとことりは首筋を舐めた後、胸へと舌を這わす。

そして、その唇を胸の先端へと移動させると私の乳首を舐めまわす。

「んぁっ……あぁっ……はっ……」

胸が弱い私は思わず大きな声で喘いでしまう。

手に力が入り、ことりの制服を掴む。

ことりは小さな唇で、可愛げにまるでお菓子を食べるように私の胸を舐めまわすと、ことりの右手はゆっくりと下着へと伸びる。

最初から指を入れずに下着の上から私の恥ずかしい部分を触ると、優しくことりが微笑む。

「海未ちゃんまだ少ししか触ったり舐めたりしてないのにもうこんなに……」

ことりの言うとおり、私の下着は既に湿っていて、早く指を入れて欲しいと言わんばかりに蜜で溢れていた。

ことりはじらしながらも下着の上から指を窪みに合わせて指を這わせる。

ゆっくりと動くことりの手は下着の上からでもことりの手を汚していく。

そして、ことりは私の下着の内側へと手を伸ばす。

「あぁっ……はぁ、んんっ……穂乃果……あっ」

私の恥ずかしい蕾へと手を伸ばすと、ぬるぬるとことりの手の全体を濡らしていく。

そうして、窪みを何回かなぞると蕾の奥へと指を入れていく。

「あぁっ……はぁ、んぁっ……だ、駄目です……」

ことりは無言のまま、辺りを撫でるように指を動かす。

そうして、だんだんと気分が高まり、身体が動く。

「んんっ……あぁっ……」

下着が濡れ、ベッドまで汚してしまうのではと思うほど私の蕾は蜜で溢れ、ことりの手も蜜に包まれていく。

ことりは私を責めてはいるものの、可愛がるかのように指で蕾を愛でる。

最初は撫で回す程度だった指も速度を増し、奥へ奥へと指を這わせていく。

何度も何度も蕾から根の方まで往復すると、私の限界が近付く。

「んんっ……穂乃果……私、そろそろ、あぁっ……もう……」

そうして、ことりは私の顔を見つめると優しく呟く。

「いいよ……気持ちよくなって、ほら……」

限界に近付いた私はことりを抱きしめるかのようにしがみ付き、絶頂へと向かえる。

「んんっ……はぁ、ああぁっ……!!」

ことりの手で絶頂を迎えた私は、ぐったりと横たわる。

ことりはゆっくりと私の下着から手を引くと、甘い蜜が手から零れ落ちる。

そして、その蜜をことりは淫らな表情で舐めとっていく。

「それじゃ、ちょっと休憩したら海未ちゃんの番、よろしくね?」

こうしてお互いを慰め、淫らに偽りの愛を感じながらも満たされていく。

それが抜けられない沼だったとしても、私達にとってはオアシスだと信じて沈んでいく。

 

 

私の番が終え、ことりの番になり一通りの行為が終わると、ことりもぐったりと私の横になった。

ただ、私と違いことりは一つだけあった。

「うぅ……穂乃果ちゃん……」

ことりは性行為に喜んだ後、必ず穂乃果の名前を呼び、泣き出すのだ。

私は優しく、声を一切かけられないままただ抱きしめる。

「ごめんね……穂乃果ちゃん……ごめんね……」

ことりは自分を責めているのだろうか、それとも救われない悲しみに泣いているのだろうか。

それでも私はただ、ただ無言でことりを抱きしめた。

 

あぁ、これが本当の穂乃果だったら良かったのに……。

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